駄話・06年05月分

06`05/15 -02:40-

ハウルの動く城」を観ました。
何をいまさら、って感じですね
(^_^;
ショート
x2とセットのツインBOXが、新古品で約半額だったので買っちゃいまして。
普段、
ジブリ映画TV放送待ちなんですが(と言いつつ、もののけ劇場で観たな(^_^;)、今回はDVDでの観賞です。

結論から言って、めっさ面白かったです。
ソフィーお婆ちゃんがとても可愛い(*^Д^*)
中盤の、何でもない日常で動き回る
ソフィーお婆ちゃんに“萌え”ました(爆)

後半、戦争の足音が身辺に迫ってきますが、戦場や政治に持っていかず、あくまで
ハウルソフィーの心に目を向けた展開が好きです。
バトル系のアクションが観たければ、他の
映画アニメ観るんで、ジブリ作品はほのぼの路線のが好いなぁ。
実際、ここ最近の
ジブリ映画だと『もののけ千と千尋ハウル』です。
ちなみに一番好きなのは「
ナウシカ」ですが(バトルやん(^_^;)

さて、
駿お爺ちゃん声優嫌いの産物であるキムタク起用ですが、まぁ一応まともに聞けるレベルですね。
可もなく不可もない、ナチュラルな声の演技でした。
誰がやってもいい様な上手さです
(^_^;
他の
タレント声優よりゃ、ずっとマシだと思いますよ。
ただ、
キムタクハウル以上に癖があり、味があり、個性があるハウルをやれる声優が、ごまんといる訳ですけどね(^_^;

それに比べて、
美輪さんの荒地の魔女は好いねぇ。
特に、力を奪われてからのお婆ちゃんっぷりが絶妙。
やっぱり、基本となる演技力、表現力が並じゃない上に、飛び切りの個性が成せる業でしょうね。
それと、
キャラ自体に癖があるんで、偽郷ひろみ(笑)も好い感じでした。

何だかんだ、オチが気に入らなかった
もののけだって、他んトコの映画よりゃずっと面白い訳でして、やっぱり駿お爺ちゃんは凄いね。
ハウルに関しちゃ、ソフィの呪いがどうなったかとか説明不足も感じたんですが、あえてもろに語らない良さの範疇かとも思う。
宮廷魔術師の“大義とゆう名の正義”の徹底ぶりも、悪役として正しい姿だと思いましたし。
面白かったのでもう一度観たいな、と素
に思っています。
なので、
星5ッ(5/5)のオススメ映画です。
大作嫌いな御仁も、是非観てみて下さい。
ホント、
ソフィお婆ちゃんが可愛いんですから(*^o^*)





06`05/14 -03:10-

機動戦士ガンダム MSイルー ―1年戦争秘録―全三話総評です。
ちなみに、ローソン専売予約商品でしたので、普通ではもう買えない様です(^_^;

ストーリィ
については、一話ずつ後述するとして、先ずは最大の特徴であるフルCGアニメについて。
基本、レベルは高いんでしょうね。
でも、「
GUNDAM EVOLVE」よりもメカCGのテクスチャ(質感)がアニメちっくな感じ。
何だか、大きさを感じないんですよね。
大きさってのはデカさね。
プラモとデータを共用してるの知ってる所為か、何だかプラモみたいに見える(^_^;
綺麗で出来がいいのは、確かなんですけどね。

後は
人物CGです。
リアルで出来がいいのは確かなんですが、いわゆる
なので格好悪いです(^_^;
省略してもいい部分まで再現している所為でしょうか。
この系統の
CGアニメは、顔はリアルすぎで体や動きは人間未満な感じがします。
Dの食卓」、「バイオハザード」、「サイレントヒル」等の、ホラー系ゲームのCGと同系統と言えば、判る人もいるかな

先に「ファイナルファンタジー」、「アドベントチルドレン」といった
スクウェア製CGを観ているから、決して最高級ではないと思ってしまいますが、充分上等なCGアニメですよ。
限られた予算である事を考慮すれば、更に素晴らしい。
それに、
物語を魅せるにあたり、CGやアニメーションは重要なファクターでありながら、決定的な位を占めない。
CGはいまいち、とは言いますが、この作品はとても面白いと、これから()言いますよ(^_^;



第一話
大蛇はルウムに消えた

前半は、主役となる
第603技術試験隊の紹介みたいなもんですから、可もなく不可もなく。
ただ、若干他の
作品よりも、サラミスムサイ、パプワなんかの装甲が薄い。
と言うかビーム兵器強すぎ
な演出に感じました。
それと、巡洋艦2隻のみで特攻の
サラミスが、あまりにスピード感あふれる演出だったので、戦闘機かよとか突っ込んでみたり(^_^;
この辺、やはりデカさが感じられない所為もあります。

今回の主役メカ(笑)は、
超ド級の試作長距離砲ヨルムンガンド
マゼラン級戦艦の主砲なんか絶対届かない長長距離から、そのマゼラン級戦艦をも一撃で大破せしむる大砲。
宇宙空間における艦隊戦での切り札となるべく、ルウムでの実戦試験となります。

ネタバレ、と言うより、ルウムと聞けばその後の展開判りますよね。
つか、判らない人には、この
作品マニアックすぎるんでオススメしません(^_^;
そうです、
MS、モビルスーツです。
後に、ルウム戦役と呼ばれるこの戦いは、初めて実戦投入された
MSによって、連邦が歴史的な大敗をきすのです。
ミノフスキー粒子下での有視界戦闘に適応した
MS
それに対し、ミノフスキー粒子の影響から、有視界による正確な観測データがなければ命中の望めない
ヨルムンガンド
時代の趨勢は、この一戦で明らかとなります。

後の戦場において、
ヨルムンガンドの姿は確認されていないとのエンディンには、込み上げるものがあります(ToT)
歴史の表舞台から消え去った者たちの哀しい詩。
MSイグルーとは、そんな物語なのです。
民間徴用された艦と乗組員に技術仕官、そして
ギレン属の親衛隊という取り合わせも、この作品世界にマッチしている様な気がします。

最後に、それでも
CGに一言。
艦隊戦の表現など、
CGが苦手なのは承知です。
シャアザクとか格好良いですけど、あれじゃあシャア中尉(でしたよね)、5隻もの戦艦(て事はマゼラン)だったか。
物凄い戦果として
1st.で語られるんですが、10〜20隻落とせる勢いでっせ(^_^;
最初に戻りますが、簡単に沈みすぎ。
そんで、実際の海戦をモデルにしている様な事書いてありましたが、その所為か宇宙空間での艦隊戦としてはいまいち。
観終わってから気付いたんですが、
セイバーフィッシュなどの艦載機が描かれていないんですよ。
マゼラン・サラミスワジンムサイ、オンリー。
物語は面白いけど、あまりCGアニメとしては成功していないかも、です。



第二話遠吠えは落日に染まった

第二話の主役は、試作モビルタンク・ヒルドルブ
こいつは、大型の戦車で、砲塔部には同時期に開発が始まっていたMSの技術を導入しています。
かっちょいい
ザクタンクです(爆)
まぁ、砲身背負っているのとデザインを考慮すれば、どっちかってぇとキャタピラ仕様の
ザメルって感じかな
実際、
ザクタンクなんて目じゃないくらい格好良いですよ。

そして、この
ヒルドルブを駆るのは、戦車全盛の頃には英雄だったが、MSパイロットの適正なしと見なされ、すっかり腐ってしまった戦車乗り。
そんな男が、
MSにその地位を奪われ、拡大した戦線の都合で倉庫から引っ張り出されたヒルドルブで最後の意地を見せる。
もうね、
イグルー物語は熱いね。
いぶし銀祭りだね(何だそりゃ
(^_^;)

戦闘シーンは、連邦に奪われた
ザクとやり合います。
純連邦戦力として、
61式戦車も登場。
え〜と、5〜6機の
ザク61式2台に対し、ヒルドルブは単機で挑む事になります。
んで、長長距離からの狙撃で先制攻撃。
さらには、数種類の弾薬を使い分けて、距離を取りつつ
ザクを翻弄して行きます。
もうね、この
ヒルドルブ vs.ザクだけで観る価値ありです
途中からは、砲塔部を
モビル形態へ移行(それまでは完全に戦車)。
ザクマシンガンを拾って、使用したりもします。

パイロットの腕が良かったのが大きいですが、それでもヒルドルブは強いと思います。
ザクやらマゼラアタックのパーツを流用出来ない以上、主力として量産するのは無理でしょうが、マゼラアタックの生産ラインを一本。
ヒルドルブ用にすれば、地上戦力の充実が図れるんじゃなかろうか。
と思えるほどの活躍っぷりです。
ヨルムンガンドと違い、歴史の闇に消え去るのが勿体無い。
是非、
ジオンの系譜の流れを汲む新作を創って、ヒルドルブを採用して下さいバンダイさん



第三話軌道上に幻影は疾る

そして、
一年戦争秘録最終話です。
舞台はオデッサ前後で、ついに連邦製
量産型MSジムが登場します。

主役MSは、過去EMS-04のコードナンバーだった頃、ザクTと正式採用を争い、その試験において事故を起こして敗れたヅダ
その改良版である新型機、
EMS-10 ヅダです。
しかし、
603に回された機体が、ただの新型MSであるはずもなく…
この
ヅダの最終試験の担当仕官も一癖あって、ヅダとその不採用に強いこだわりがあるのでした。

軍上層部の思惑があって、結果振り回される第603技術試験隊
ヅダ
しかし、オデッサ陥落により衛星軌道上へ逃げ延びた友軍を連邦の追撃から護る為、問題の
ヅダを駆り哀しい戦闘が行われるのです。

今回の戦闘シーン、オデッサより上がってきた
地上用ザクMS-06Jが“宇宙空間に溺れます”。
姿勢制御用のスラスターもなく、手足を振る事で生まれる慣性のみでもがく姿は、まさに溺れる様です。
そこに、あろう事か
ボールが襲い掛かって来ます。
ジム相手ならともかく、動く棺桶になす術のないザク
哀しい光景です
(T-T)

EMS
-10 ヅダ
色々ある機体ですが、そのフォルムも格好良いし、
ザクTどころか宙間戦闘においては高機動型ザク(MS-06R-1)にも引けを取らない良機です。
その後
ヅダは、第603技術試験隊の護衛戦力として運用される事になります。
一応は歴史の一端に踏み止まる
ヅダ
是非、
ジオンの系譜系新作を創って、ヅダの事もよろしくお願いしますm(_ _)m



CG
アニメに関していまいちと言いましたが、超オススメの星5ッ(5/5)あげます。
ただ前提条件として、
ガンダマーではなくとも1st.が好きである必要はあります。
今回の駄話の内容が解る程度の下地は、ないといけません。
ネットオークションで2万円前後とコストパフォーマンス悪いので、レンタルでもして観てみて下さい。
一応、全3話入りの
UMDが、一般売りされているみたいです。
続編である新作、黙示録0079も楽しみです(^o^)/


【PSP】機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜 


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